こんにちは!
たまたまゲートボールの取材が重なり、日焼けしすぎて真っ黒になった本社のワッキーです。
今日は瀬戸内市で行われた老人福祉大会を取材したようすをお伝えしたいと思います。
7月中旬、梅雨明けした瀬戸内は、とにかく暑い!
朝9時の会場に入るときにも、すでに真昼のような気温で、汗が噴きだしてきます。
大会では、会長のごあいさつや来賓の方々からの祝辞があり、表彰式も行われました。会長は、これからの老人クラブ運営の方針を語り、最後に「老連に幸あることを祈る」と、印象的な言葉であいさつを締めくくりました。
会長のごあいさつ
その後の記念講演では、東日本大震災発生直後に被災地で救援活動を行った瀬戸内消防署の方が講師として招かれ、現地での経験をお話しになりました。
プロジェクターでわかりやすい講演
私もそうですが、会場のみなさんの中にも、被災直後の現地を実際に見た人の話を聞くのは初めて、という方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
阪神・淡路大震災で、生き埋めや閉じ込めに遭った人がどうやって助かったかというアンケート調査の結果があります。それによると、一番多い「自力で」が34.9%、「家族に」が31.9%、「友人・隣人に」が28.1%で、「救助隊に」助けられた人はなんと、意外なことにわずか1.7%であった、とのことです。「家族に」と「友人・隣人に」を合計すると60%で、多くの人は身近な存在に助けられていたことがわかります。
講演で紹介されたグラフ
講師の方はその事実を紹介して、次のようなお話をされました。
「ごらんのとおり、大災害の現場では、その地域の救助隊もまた被災してしまう可能性があると考えられます。その時、重要になってくるのが、地域での『共助』です。みなさんの日頃の近所付き合いが、いざという時に命を救うきっかけになることもあります。実際に私が震災の現場に入ったとき、『あのおじいちゃんはここの部屋で寝ていた』というような近所の方の情報が、大変役に立ちました」
地域における『共助』とは、老人クラブの会員であるみなさんがもっとも大切にしていることのひとつです。それだけに、会場のみなさんの表情は真剣です。
講演を傾聴するみなさん
最後に講師の方から、「ハザードマップを見て、避難場所を把握してほしい」との呼びかけがありました。閉会のことばの中で副会長からも、「ハザードマップの避難場所はもちろんのこと、ハザードマップに記載がなくても、自宅周辺の地理をよく知っているみなさん一人ひとりが、近所の安全な場所を確認してみてください」と呼びかけがあり、日常の防災意識を改めて問いかける一日となりました。
さて、大会が終わって外に出てみると、それにしても暑い!太陽が肌を焦がしていくようです。
これから夏が本番を迎えますが、熱中症にも気を付けなければなりませんね。
汗かきのワッキーでした(^_^;)