【香川県 高松市老連】常に新しいことに挑戦!!

2011 年 6 月 17 日 投稿者:kit

5月27日(金)、高松市総合福祉会館において、平成23年度高松市老人大学開講式・特別講座が開催されました。

受講生が、高齢者としての知識と経験、そして技能を生かして「地域福祉向上のリーダー」となることを目指す老人大学では、分野別の3クラス(健康学科・文化学科・生活学科)のほか、さまざまな講座があり、中でも特別講座が人気を集めています。このたび開催された開講式には、老人大学の受講生165名が参加し、生涯学習を志す思いを新たにしました。

今回の特別講座は、NPO法人健康笑い塾塾長の中井宏次先生です。

先生は、薬家きく臓の芸名で落語もされていますので、講演も楽しい内容でした。

開講式の溝淵之治会長のあいさつのなかでありました「常に新しいことに挑戦し続けること」。われわれ誰しもが持ち続けることができる「好奇心」「ユーモア」の大切さを学ぶことができた有意義な開講式になりました。

【岡山県 備前市】備前焼…その後。

2011 年 5 月 30 日 投稿者:wakkie

こんにちは。

備前市の備前焼教室をご紹介した前回のブログで、陶器といえば「湯のみ」と連想したワッキーです。

もしかすると前回のご紹介で備前焼に興味をお持ちになった方がいらっしゃるかもしれないので、今日は、少し詳しく備前焼について紹介したいと思います(実をいうと、私が一番興味を持ったのですが)。

備前焼は、平安時代の須恵器の流れをくんでいるといわれ、現在のような備前焼が確立されたのは桃山時代であるともいわれます。特に室町時代から桃山時代にかけての備前焼は古備前と呼ばれ、蒐集家にも人気があります。

そんな長い歴史の中で少しずつ洗練されてきた備前焼ですが、その原材料となる「土」は無限ではありません。なぜなら、備前以外でとれた土を使うとそれは備前焼ではなくなるからです。陶芸家の人々は自身で土を確保しているのですが、その残りが自然の中にどれだけあるか、つまり、あとどれだけ備前焼を作ることができるのか、ということは、誰にもわかりません。

ところで、前回のブログでもご紹介しましたが、作り手としては「窯出し」が一番の楽しみ、とのことです。

そこで気になるのが窯で焼いている現場ですが、備前焼は約1200度の温度で、1週間から10日間ほど焼き続けます。そのために使われる薪は、窯の大きさにもよりますが、なんと2万本ともいわれます。

2万本!?

窯の中は一体どうなってしまうのでしょう?

答えは簡単。『数日間にわたって薪を入れ続ける=灰で埋まる』となります。

私も初めて知りました。灰に埋まった備前焼。窯出しした後にやることは、こびりついた灰を洗い流すことなのだとか。

しかし、そんな灼熱の数日間で焼き尽くされるからこそ、あの自然な味わい、あの、何とも言えない独特の風情が生まれます。陶芸家のみなさんは自分の理想の陶器を求めながら、今日も窯出ししているのでしょうか。

私もなんだか無縁ではなくなってきたような気がしますので、今度取材でおうかがいする時に、前回ご紹介した「Nさんの教室」をのぞいてみようかと思います。

備前焼の湯のみ

ちなみに…

窯出しをするための「窯」そのものですが、幅3メートル、奥行き10メートルほどの窯を作るのに、400万円~500万円かかるのだそうです…

ワッキーでした(^_^)/

【香川県 高松市】高松市といえば…

2011 年 5 月 20 日 投稿者:kit

高松市といえば、皆さんはなにを思い浮かべますか?

「さぬきうどん」とか……そういえばロケ地も有名で「世界の中心で、愛をさけぶ」など数多くの映画・テレビ等のロケ地に選ばれています。

今回は「高松市老連」の広報紙の表題をかざっている「屋島」にふれてみます。屋島を見ると高松に帰ってきたなあと思う市民も多いとか。

これがちなみに表題です↓

屋根のような平らな形状をしていますねー、その独特の景観は高松市のシンボルであります。

屋島の歴史は古く、667年に天智天皇の命を受け古代山城(こだいさんじょう:城郭の一種)の屋嶋城(やしまのき・やしまじょう)を築いたと日本書紀に記述があります。これは、唐・新羅の日本侵攻を恐れてのことです。同時期には対馬—博多—瀬戸内の海上防衛線に沿って30近い砦城が構築されていたそうです。

また、屋島は、寿永4年(1185)2月に起こった屋島の戦いの古戦場としても有名。この戦いで源氏方の武者那須与一が、平氏方の軍船に掲げられた扇の的を射落とした故事は有名ですよね。

扇の的『平家物語絵巻』巻十一

見事に扇の柄を射抜いた与一でしたが、意外なことに三番手だったそうです。平氏軍の挑発に義経がまず命じたのは畠山重忠ですが、辞退し那須十郎を推薦する。傷の癒えない十郎も辞退し、弟の与一を推薦、与一はやむなくだったそうです。

そんな歴史深い屋島、市老連の表題に使用されているのも納得です。

今回は高松市のシンボル、屋島を紹介しました。

【岡山県 備前市】1200度の楽しみ

2011 年 4 月 25 日 投稿者:wakkie

こんにちは。神戸本社のワッキーです.

みなさんは、「瀬戸物」や「唐津物」といえば、何を思い浮かべますか?

越前焼?あるいは清水焼?それとも、備前焼?

焼き物に詳しくない私は、陶器と言われれば「湯のみ」と答えてしまいます(笑)

ただ、ガラスやプラスチックでできている容器とは違って、焼き物には独特な色合いがあるなぁ、とは思います。作り方も面白そうで、ろくろでクルクル回す作業を一度はやってみたいものです。

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「最近は生徒が減ってきているんです」

と悩みを打ち明けてくれたのは、備前市で備前焼の陶芸教室に通うNさん。Nさんは陶芸教室の生徒であるとともに備前市老人クラブ連合会の会員でもあり、私たちは「備前市老連だより」の紙面づくりを通じて出会いました。

「今でだいたい20人ぐらいの生徒がいます。僕はこの教室に通って5年くらい。長い人で、う~ん、おそらく20年以上通ってるんじゃないかなぁ。陶芸教室自体は25年ぐらいやっています。生徒の平均年齢はやや高めです。85歳くらいの人が1人か2人ぐらいいますね」

と話すNさん。その陶芸教室の様子がこちら。

教室では、先生はアドバイスをしたり、簡単な手伝いをするだけ。あとは生徒のみなさんが各々でテーマを決めて、自由に制作します。

集中しています

そして、ベテランの方から初心者の方まで、みんなが楽しみにしているのが窯出しです。自分の作ったかたちが、およそ1200度ともいわれる窯で焼いた後に、どんな色あいになるのか。経験のない私でも、気になってしまうくらいです。

みなさんの出来上がった作品がこちら。

見事な出来栄えですね!

器だけかと思っていたら、動物をモチーフにした作品などもあって、とてもバラエティーに富んでいます。

「毎年10月に備前市で行われる『備前焼まつり』には、私たちの作品も販売されます。来場されるみなさんに、ぜひともご覧いただきたいですね」と話し、備前焼の面白さをもっと多くの人に知ってもらいたいというNさん。

なるほど。生徒が減ってはいるけれども、それは、備前焼の魅力に接する機会が、人々のあいだで減っただけかもしれません。

備前焼の魅力にふれて、その面白さを知った人なら、誰もが「1200度」を楽しみにするはず。私は今回の取材をさせていただいて、そう思いました。

Nさん、 今後もユニークな作品を期待していますね(^_^)

【香川県 高松市老連】女性代表者研修会

2011 年 4 月 11 日 投稿者:kit

3月3日(木)高松市総合福祉会館5階第1・2会議室にて、平成22年度第1回地区女性代表者研修会が行われました。

研修会は、午前に雛人形(折り紙)製作と午後からの講演、いきいきクラブ体操の3つ。折り紙で作る雛人形の講師には女性副委員長の笹島芳子さん。「折り紙で雛人形って難しいんじゃ?」と思いますが、小さい物を手指で折っていく作業は、認知症予防に良いのではと思いました。もちろんキレイに作るのも大切ですよ。実際に見ていると雛人形の折り方が何種類もあり、簡単なものから複雑なものまでありますが、先生の指導でかわいい雛人形を折ることが出来ました。

午後は「備えあれば、憂いなし」と題した研修が行われました。その後いきいきクラブ体操で、リフレッシュ。手を動かし、頭を使い、健康にいい有意義な研修会となりました。

東北地方太平洋沖地震 被災者の皆様へ

2011 年 3 月 14 日 投稿者:c-admin

この度の平成23年東北地方太平洋沖地震により被害を受けられた皆様に対し、心よりお見舞い申し上げます。

皆様方のご健康と一刻も早い復興を心からお祈り申し上げます。

株式会社日本コミュニティ 本社

【香川県 高松市老連】秀作ズラリ☆

2011 年 2 月 25 日 投稿者:kit

平成23年1月31日(月)~2月4日(金)の5日間にわたり、高松市老人クラブ連合会会員の日頃の創作活動、いきがい活動の発表の場である老人クラブ会員作品展が、高松市役所1階ロビーにて開催されました。

見事な陶芸作品

作品総数111点、写真、絵画、手芸、木彫、書等のたくさんの出展があって、手続き等に訪れる市民の憩いのオアシスといった感じでした。

趣味を持つことは素晴らしいですね。いつまでも素晴らしい作品をお願いいたします。

まるで売り物のような水墨画(軸)

色鮮やかな布ぞうり

卯年ということで、ウサギを題材にした作品も多く出展された

【香川県 高松市老連】新年特別講座にカネ3つ

2011 年 1 月 24 日 投稿者:kit

「輝いて生きる〜オンリーワンの人生を〜」

キンコンカーン♪ 「1月7日(金)高松市総合福祉会館より生放送でお送りするのは……」と「NHKのど自慢」のテーマ曲に乗って颯爽と登場したのは、NHKの元エグゼグティブアナウンサーの宮川泰夫氏。これは、高松市老人大学新春特別講座である「輝いて生きる オンリーワンの人生を」と題した講演で、おなじみの名調子、ときおり、懐かしのメロディを挟みながら、「のど自慢」時代のエピソードや人との出逢いの素晴らしさについてお話いただきました。

「新しい年を迎えて」

この講演は毎年大西市長が高松市の構想や条例、事業などを丁寧に紹介してくれました。

高松では世界レベルの音楽をと日本で3番目となる国際ピアノコンクールや中国との交流、40を超える国と地域の盆栽・水石の愛好家が集う第11回アジア太平洋盆栽水石大会(ASPAC)を日本で初めて高松市を主会場に2011年11月に開催されます。(香川県高松市の鬼無町・国分寺町合わせて松盆栽生産の全国シェア80%を占めるそうです)また、アートや建築の宝庫でもあり、イサム・ノグチ庭園美術館をはじめ、地中美術館や家プロジェクトなどがある直島は、アートの島として世界中から注目をされています。

これら2つの講演は高松市老人大学新春特別講座として行われました。高松市老人大学は、健康学科、文化学科、生活学科の3つの科目に分かれ、老人クラブ会員や地域の高齢者を対象として毎年開講され、多くの方々が受講されています。

【香川県 高松市老連】WAになっておどろう♪

2010 年 12 月 25 日 投稿者:dai2

11月26日(金)高松市総合体育館にて、高松市老連第39回スポーツ大会が開催され、約1300名が参加しました。

地区毎に8チームにわかれて、輪投げ、ビーンボウリング、大玉転がし、紅白玉入れの4種目を行い、得点を競います。

競技が開始されると体育館は一気に盛り上がり、仲間に送る声援が響いていました。

この大会は対抗競技以外の種目も用意されており、昼からのフォークダンスは全員参加で行われました。

まずはフォークダンス連盟のみなさんによる模範演技が披露されました。

見事なダンスに拍手を送ったみなさん、次は自分たちの出番です。

「これは難しい」と不安な表情のみなさんも、先生方(フォークダンス連盟)の丁寧な指導もあり、緊張した表情ではありましたが、大きな輪となってスタート。

隣同士手を取り合いながら、先生の「1・2・3・4」のテンポと音楽に合わせて「右、左、回って、手拍子」と踊ります。左右が逆な方、ターンが反対で相手とぶつかる方などいましたが、失敗しても笑顔でカバー。

いつしか大きな輪は少年少女のような表情をしたみなさんの楽しいダンスの「WA♪」になっていました。

その後も競技は続き、白熱の大玉転がしや最終勝負の玉入れを行い、会場はより一層の盛り上がりを見せ、見事木田ブロックの優勝で幕を閉じました。

岡山県瀬戸内市「気になる地名」

2010 年 12 月 22 日 投稿者:wakkie

みなさんこんにちは。

今日は神戸本社のワッキーが、いつも老人クラブの広報紙のお手伝いをさせていただいている、「岡山県瀬戸内市」についてお話ししたいと思います。

さて、ある日のこと、瀬戸内市老連の広報紙を編集していると、私の目に「福岡」なる地名が飛び込んできました。

福岡といえば福岡県ですが、このたびの福岡は、瀬戸内市長船町にある地名のひとつです。九州の福岡と、中国の福岡。何か関係があるのでしょうか?

……気になる!

というわけで調べてみたところ、2つの福岡に接点があることがわかりました。

瀬戸内市のあたりはかつて備前と呼ばれ、長船町にある福岡は、鎌倉時代から江戸時代にかけて吉井川の水運によって「備前福岡市」(びぜんふくおかのいち)として栄えた地域で、当時は西国有数の賑わいだったといわれています。

備前福岡市のようす

この地では「福岡一文字」や「備前長船」といった有名な刀工派閥が生まれていますが、その名を一度は耳にしたことのある方も多いのではないでしょうか。

刀といえば武士ですが、この福岡の地で武士として成長した武将に、これまた有名な黒田氏がいます。

黒田氏は、黒田重隆の時代に備前福岡より播磨国に入り、姫路城の城代となってその身分を高めました。しかし、黒田氏といえばなんといってもこの人、黒田官兵衛です。

黒田官兵衛

関ヶ原の戦いで大きな戦功を立てた、黒田官兵衛。その後は鮮やかにその身を政局から引きますが、同じく関ヶ原の戦いで活躍したその子、長政は、徳川家康より勲功第一として九州の筑前国に封じられます。

黒田長政

姫路城城代となった重隆から4代目となる長政。戦乱の世が平定されて、黒田の名を確たる大名として全国にとどろかせたその思いは、どのようなものだったのでしょうか。

父・官兵衛の意思をついで黒田氏を率い、筑前国に移った長政は、その新しい城下町に、黒田氏ゆかりの地の名称をとって、「福岡」と名付けました。まさにこれが、現在の「福岡県」や「福岡市」の名称の由来となっているのです。

いやはや、地名ひとつをとっても、そこには深い歴史と、時代を生きた人々の思いがあるものです。

そんなゆえんを持つ「備前福岡」のある瀬戸内市に、みなさんも一度訪れてみてはいかがでしょうか。

ワッキーでした♪