【ニチコミコラム】介護離職しても再挑戦・活躍できる社会を

2020 年 1 月 14 日 火曜日 投稿者:ニチコミ

こんにちはBunyukichiです。

 

私の実家は岡山にあるのですが、高齢のため母は足が不自由になり、父も認知症の症状が見られるようになってきました。しかし私と弟は東京の方に出て来ていて、なかなか簡単に実家に帰ることもできません。

 

今後どうするか…、とこれまでも兄弟でいろいろ話し合っていたのですが、弟が親のために会社を退職し、岡山へ帰るということになりました。

 

ここで問題になるのが、岡山での就職先です。親の年金にぶら下がっているわけにもいきません。Uターンのために、弟は職探しに苦労したようです。

 

高齢化社会の到来によって、こうした同じ悩みを抱えているご家庭も多いのではないでしょうか。

 

全国的に多くの企業で人出不足と聞きます。人口流出に悩む都市は、こうした介護で戻って来る人たちを積極的に受け入れる政策があればいいのにな、と思うのですが、なかなか難しいのでしょうか。

 

弟はまだ30代半ば。働き盛りで早目に決断したことが功を奏してか、よい企業に入れたようです。こうして故郷に戻って来る人たちを受け入れるシステムが整備されて行けば、世の中がニチコミの理想とする「誰もがいつまでも活躍できる社会」に一歩近づくのになと思った次第です。

 

よくメディアで見聞きする悲しいニュースに、親の介護のために仕事を辞めて貧困に陥る…、という話があります。こういう人が増えてしまうと、せっかく人口が増えても地域にとってマイナスになってしまいます。また経済的な面だけでなく、職場というコミュニティから外れてしまい、本人が社会との接点すら失ってしまう危険もあるでしょう。

 

若いうちは気付きにくいですが、将来の人生設計に「自分」だけでなく「親」の今後に着いても、早くから考えておくべき時代になったのかもしれません。こうした考え方を支援する政策があれば、地域はもっと発展するのではないでしょうか?

 

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