【ニチコミコラム】こんにちはめるちゃんです。

2021 年 5 月 31 日 月曜日 投稿者:ニチコミ

私には8つ下の妹がおり、現在大学2年です。ちょうど受験の頃からコロナ禍となり、現在までほとんどの授業がリモートとのことです。学校自体にあまり通っていません。

 

妹はずっと家にいることが苦でない性格なので元気でやっていますが、アルバイトとたまにある部活動を除いてはほとんど自室に篭ってパソコンを見つめている生活です。

 

私の学生時代は溢れる学生の群れに混ざって通学し、狭い教室に詰め詰めになって授業を受け、授業後は部室に篭りきりの毎日でしたので、今の若者が大切な機会を得られていないことへの口惜しさと、変わり果てた学校の姿に「寂しさ」を感じます。

 

一方で、オンラインでの活動域が拡がった事はメリットもあります。授業も会議も飲み会でさえ、リモートでなんとかなるということがわかりました。それに伴ったオンラインサービスが充実し、動こうと思った人は現地へ行く手間がないぶん、空いた時間を活用してどんどん行動に移せる社会となったのです。

 

老人クラブのほうでも、会議などはリモートを積極的に利用する方が安全で、活動の場が増えるのではないかと思います。

しかし、やはり地域社会においては実際に会って交流することが活動の意義の一つであると感じます。人の中で育ち経験豊富な会員の皆さんは人の触れ合いの大切さを何より理解し、世に広めていくことができる力を持っているのではないでしょうか。

 

もしかすると私が老人会員になったときには集会も完全にリモートになっているかもしれませんが…

そんな世の中になっても、技術を有効に利用しながら、自分の足で向かうという非合理的な選択を忘れたくないと思います。

先ほど感じた「寂しさ」の正体を一度しっかり考えてみたいものです。

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