【ニチコミコラム】2025年問題と2030年問題

2022 年 12 月 12 日 月曜日 投稿者:ニチコミ

こんにちは。ワッキーです。

ワールドカップ、日本惜しかったですね。

日本の惜敗とともに、もう2022年も終わりを迎えますが、活気のあるワールドカップのようなイベントとは対照的に、「2025年問題」が足音を立ててやってきています。この社会問題は今や「2030年問題」に派生し、私たちに直結する問題として対応策が論じられていますが、意外に知られていないことなので、ぜひこの機会に見識を広めていただくと、この先10年、私たちと社会との関わり方に深く根差した知識になります。

特に労働力の不足や医療・介護費の削減が論じられることの多いこの問題ですが、良くも悪くも、この問題は高齢者が主役。以前、私がお世話になったとある老人クラブ連合会の会長は、「高齢者の元気は地域の元気」をスローガンに掲げ、街中にポスターやチラシを貼って啓発し、地域包括ケアに関する会合に欠かさず出席して他の団体と連携し、老人クラブ会員としてあるべき社会的なポジションや、健康寿命延伸プロセスの確立を図っておられたのですが、この問題についての話になると、私は決まってそれを思い出します。

まさにこの問題の半分は、私がその会長に教えていただいたように、「健康寿命の問題」になっていると言っても過言ではありません。

そのヒントは、実はたくさん存在しています。例えばざっと5分調べるだけでも、私たちが関わる老人クラブ以外に、以下のようなさまざまな団体があることが分かります。

 

NPO法人 アクティブシニア支援機構

NPO法人 アクティブシニアライフ協会

従心会倶楽部

シニアボランティア経験を活かす会

NPO法人イー・エルダー

 

それぞれの団体等がシニアの活躍を期待して活動しており、調べれば調べるほど、シニアのための団体が存在していることが分かります。

こうやってみると、もう「高齢者=弱っている」の時代はとっくの昔に終わっています。むしろ人間は年齢に関わらず病気や無気力さに弱らされるものであり、高齢になるとその確率は高くはなりますが、高齢者世代の中で、元気で年齢を感じさせない生涯青春の人がどれほどいるか、その割合が国の健康寿命の平均年齢を向上させ、それが諸問題に対して効果的に働くと考えられます。

2025年や2030年が、果たして私たちにとって苦行となるのか挑戦となるのか、それは私たちが社会にどう関わっていくかで決まります。その関わり方は就労や選挙、団体や運動への参加やボランティア等数多の社会活動の中で問われますが、みなさんはどう考え、どう行動されるでしょうか。

ともに、「10年後の社会」を想像して意見を交わしましょう。

ワッキーでした(^^)/

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