‘コラム’ カテゴリーのアーカイブ

【ニチコミコラム】誰もが。

2024 年 9 月 24 日 火曜日 投稿者:ニチコミ

お久しぶりです。PANです!

昨年子どもを授かり、育休をいただいたのち8月に復帰いたしました。

子育てをする生活は、想像をはるかに越えて自由がありませんでした()寝不足、腱鞘炎、泣き止まない、食事が取れない、トイレに行けない、家事が何一つできない、夫との育児の解像度の違い特に我が子は抱っこマンで抱っこやおんぶと一日中ずっと重たかったです。

しかしそれを一瞬で忘れさせてくれるほど愛おしく大切な時間も過ごしました。まだまだこれからですが、成長していく姿を見るのは親として感慨深いものがあります。

 

会社の皆さんには、妊娠中から勤務体制や体調などたくさんのお気遣いをいただいたおかげで無事出産することができました。長い育休をいただき、復帰後も子どもの都合に左右される勤務状況にもご理解いただいており、子供との時間も大切にし働ける場があるというのは本当にありがたいことだと日々感じております。

改めて皆さんありがとうございます。

 

このような経験を経て、改めて弊社の経営理念について考えるようになりました。

経営理念の「誰もがいつまでも活躍できる社会の実現」の「誰もが」とは、どんな人を思い浮かべるでしょうか。

私は高齢者の方々をお客様としているためにいつしか「高齢者がいくつになっても孤独な思いをしない社会をつくること」だと思っていました。

しかし今自分がこうして守る立場であったりサポートをしていただく立場になったことで、高齢であること以外にも活躍の場が見つけにくくなっている人たちがいるのではと意識するようになりました。

「誰もが」のその文字通りに老いも若いも、ハンデが有る無しも、国籍も、学歴もとっぱらって、みんなが活躍しやすい社会の実現を目指していきたいと改めて思います。

 

そのためには、もっとニチコミから多くの方がのびのびと活躍しやすくしていけるようになっていかなければと考えます。

私はニチコミの面接を受けた際、社長に「今までの失敗を反省し、行動にうつして面接に来てくれた。過去ではなく今のあなたを見ている」と言われたことがとても嬉しかったのを覚えています。たとえ周りと同じルートを一度外れたとしても、また頑張れるチャンスをいただけたことに感謝し、この経営理念に感銘を受けました。

ニチコミには私と同じように入社してきた社員もたくさんいて、それぞれ一生懸命に頑張っています。

そんな私たちがいきいきと頑張っているよと発信したり、それぞれが自分たちがより働きやすくするために改善できることはないか考え行動すれば、世間的には一会社という小さな範囲ですが、それは「誰もがいつまでも活躍できる社会の実現」の一歩になると思います。

 

ここで働く社員の皆さんも経営理念の「誰もが」に含まれています。

遅ればせながら私は出産子育ての経験をして、自分をしっかり持つことが自分たちを守る力になることや支えていただくことへの礼儀だと考えられるようになりました。

皆さんといつまでも働ける会社でありたいと私は思っています。微力ではありますが、私自身と皆さんのために今後考え動いて貢献していきたいと思います。一緒に頑張りましょう!

【ニチコミコラム】巡り合わせと縁を大切に

2024 年 9 月 17 日 火曜日 投稿者:ニチコミ

皆様こんにちは!SaiON*です(*^^*)

 

前回投稿したのが、入社して半年の時期でした。

2度目の投稿はなんと、入社して1年半も経ちました!時の流れは早いのと同時に私の周りの環境も、目まぐるしく動き、追いつこう追いつこうと必死な毎日です笑

入社して色々なことが私にも起きましたが、少しスピリチュアル〜な人との縁についてお話ししたいなぁと思います。

いろいろ仕事を任されるようになり、あちこちのエリアへ飛び回ることも増えてきました。

そんな中お電話をいただいて、いざ訪問!という時もあります。お盆時期には初めて長崎県にある長与町まで初めて特急と新幹線を乗り継いで行きました。長崎県なんて小学校の修学旅行ぶりです^ ^

お客様とお話を進めるにつれ、親戚の方と私の地元が一緒だった奇跡!何の巡り合わせかと思いました。

この長与町のお客様以外にも地元が一緒だとか、数年前暮らしてたとか、旅行に行ったとか、確かに有名な観光地ではあるので偶然はあると思いますが、なんかすごい!!と人並みに感じてしまいました。

一期一会という言葉があるように人との巡り合わせや一瞬一瞬も本当に大切にしていきたいと感じる出来事と私の夏の思い出でした。ちょうど訪問したのが8月でしたのでその足で長崎の平和公園まで行き、いつまでも平和な世の中が続いてほしいと願いました。

皆様は最近身の回りで不思議なことが起こった経験とかありますか?生きていると不思議なことが起きるんだなぁ、楽しいなぁとワクワクします。また新たな出会いに期待を込めて仕事を頑張ります!

 

以上、SaiON*でした!

【ニチコミコラム】すきなこと

2024 年 9 月 9 日 月曜日 投稿者:ニチコミ

こんにちは、М子です。

今回お話させていただくのは、私の好きなことをお話します。

私の祖父は美術の先生で、絵を描くことが好きな人でした。

祖父母の家にはアトリエがあり、物が多すぎて少ししか覗けなかったのですが、たくさんの油絵があります。とてもテンションが上がる空間です。

祖父に感化されたのかは不明ですが、私も絵を描くことが好きで中学では美術部、高校は美術科のある高校に入学しました。そこで習ったことは私の人生の中で1番楽しいことで好きなものに触れあえる時間でした。

油絵やデッサン、彫刻など触れ合うなかで美術史というものも習っていました。

美術史の中で特に好きな時代が、戦間期にフランスで起こった芸術運動「シュルレアリスム」。

私は、シュルレアリスムを代表する作家「ルネ・マグリット」という方の絵画が大好きです。初めてマグリットの絵をみた時、不思議な世界観すぎて、意味がわからない!という感じでしたが、この不気味さとどういった意図で描かれたのかを考えるためにいろんな作品をみたり解説動画をみたりしていました。

「大家族」という絵などは教科書に載っており有名です。彼の作品の中にはりんごがたくさん出てきます。そして彼に触発されたのがビートルズ!実際にメンバーであるポール・マッカートニーの家にはマグリットの絵があったり、ビートルズが設立したレーベルはアップル・レコードといいます!音楽も絵画も共通することがたくさんあって楽しいです🎶

たくさんお話したいことはありますが、ここまでにしておきます…止まらなくなるので(笑)

 最近は、美術館に行ったり、絵の具を使って絵を描くことが減っているのでこれを機に美術の世界に飛び込もうかなと思います。

いつか祖父のアトリエで思いきり油絵を描くことが夢です。

私と親戚のおじいちゃん・おばあちゃん

2024 年 9 月 2 日 月曜日 投稿者:ニチコミ
こんにちは、むぅです!
初めましての方は初めまして、以前見てくださった方はお久しぶりです。
またこちらのブログで皆さんとお会いできて嬉しく思います。同時に、あっという間に順番が回って
きたことへ時間の速さに驚くばかりです。

さて、前回は『私と地域のおじいちゃん・おばあちゃん』という内容で書かせていただきましたので、
今回は『私と親戚のおじいちゃん・おばあちゃん』とについてお話させていただこうと思います。
まず現在の話ですが、親戚のおじいちゃん・おばあちゃんの代表格である祖父母と私の関係は、4名の
うち3名がすでに他界しており、最後のひとりも遠方に住んでいるため、やや疎遠な状態です。祖父母
以外の親戚のおじいちゃん・おばあちゃんというと主に母方の親族のことになるのですが、こちらは
祖父母が亡くなってから特にお参り等もあって、話をする機会もほんの少し多くなりました。こちらの
親戚には幼い頃からよく家にあがらせていただいてまして、通称「ひいばぁちゃんち」と呼ばれていま
した。その名の通りひいおばあちゃんにあたる人が過去いらっしゃいまして、 足腰は弱っていました
が、とてもお話しが好きで顔をあわせるたび様々な話を聞かせてくれた思い出があります。既に他界さ
れていますが、102歳の大往生でした。

そんな母方の親戚おじいちゃんとおばあちゃんですが、私がニチコミに入社してから思わぬところで顔
をあわせることになりました。
なんと、私が新しく担当することになった老人クラブの会員だったのです!
そしておじいちゃんにいたっては最高齢者賞を受賞されていました。
まさか親戚が最高齢者として祝われている老人クラブの紙面を自分が作ることになるとは思わず、むず
がゆいような嬉しさが湧きました。また、母方の祖父母については病死でしたから、こうして健康を祝
福されていることをすぐ側で見て知ることができて、なんとも言えず泣きそうな気持ちが込み上げたこ
とを覚えています。

老人クラブの取材をする中で、私には好きな瞬間があります。
それは福祉大会などでご高齢な会員さんが名前と年齢を呼ばれて壇上にお元気な姿を見せてくださった
時、そしてその中で衆人から自然と感嘆の声や拍手が湧き上がる瞬間です。
元気な姿を見せてくださること、日々元気で過ごしてあること。それだけでこんなにも元気を頂けるこ
とは、なんと幸せなことだろう。こんなにもお歳を召されているにもかかわらず、周りに元気や笑顔を
わたして、活躍されていることはどんなに素敵なことだろう。
ニチコミの経営理念には「誰もがいつまでも活躍できる社会の実現を目指す」旨書かれていますが、こ
の「誰もが」の差すところは、本当に広く深くあると私は思います。
そして私たちが社会実現を目指すただ中、すでに様々な形で活躍されている方がいらっしゃいます。老
人クラブはその宝庫です。
その姿をひとりでも多くの方へ伝えていけるよう、これからも頑張ってまいりますので、皆さまも是非
ぜひ広報紙を手に取って、またご自身の身近なところへ目を向けてみていただけたらと思います。

【ニチコミコラム】私の原動力

2024 年 8 月 26 日 月曜日 投稿者:ニチコミ

こんにちは!ナツです\(^^)/
1年ぶりにニチコミコラムがまわってきました!私も入社してまるっと5年が経ち、6年目に突入です。昨年と変わったことといえば、先日まで産休をとっていた同じ部署の方が復帰して、新体制で動になりました。また、おかげさまで発行を任せてくださるエリアも増えてきていますので、引き続きみんなで新しいお客様とのご縁に感謝しながら頑張っていきます!

さて、今回のニチコミコラムは、母方の祖父の話をしたいと思います。実は入社1年目の時のニチコミコラムにも私の祖父“じいじ”のことを書きました。そんな私のじいじがお盆の時にちょうど7回忌でしたので、実家に帰ってお仏壇の前で手を合わせて、仕事について、ニチコミ社員として考えることがありました。

以前もニチコミコラムにも書きましたが、私がニチコミで頑張れる原動力は、じいじの存在で、入社のきっかけでもあります。私は、幼少期から母子家庭の関係で母は土日関係なく働いてなかなか家にいれない中、私にとってじいじは親同然でした。昔、私に母が教えてくれたことで、母が離婚する時、親権をどうするかという話で、結果私の母が勝ち取れて、家に私と姉が来ると決まった時、私のじいじとばあばはとってもとっても飛び上がるくらいに喜んだことを聞きました。昔から私にいっぱいの愛情をくれて、その結果今でも私はじいじっ子です(笑)そこで父親の元で育ってたらまた人生も違ったんだろうなぁと思うと、不思議な感覚です。ただ、今の家族だからこそニチコミに入れて、たくさんの素敵な皆さんに出会えているので、今の家族で良かったと思うばかりです。
さて、社会人になることが決まった6年前の8月、今まで迷惑をかけたり、愛情をいっぱいもらった分、これから家族孝行をするぞという思いの中で、じいじは天国にいってしまいました。あれほど後悔の念に苦しんだことはなかったです。
今、直接の恩返しはしたくてもできません。しかし、直接はできなくても思いを届けること、頑張ってる姿を見せることがじいじの恩返しにつながると信じています。小さい頃はじいじがいないとダメ!という感じで常に後ろをくっついてたので。だからこそ私は未経験で新卒で入社しましたが、やったことない仕事でも、苦手なことでも、失敗して時には落ち込んでも、そばで見てくれているじいじをはじめ周りの皆さんのためにまた頑張ろうと思えます。
これからもずっと、形は変わっても、私とじいじは良きパートナーとしていつも一緒です。じいじが生前使っていた腕時計はベルトが切れてしまって持ち歩いていますが、私の支えになっています。
亡くなる直前、じいじが「ニチコミはなっちゃんにピッタリの会社だ」と言葉をくれたように、日々、老人クラブの皆さんと関われていること、高齢者の皆さんのためのお仕事ができていることを嬉しく思いますし、誇りに思います。ニチコミが掲げている「誰もがいつまでも活躍できる社会の実現」こそが、家族に限らず今まで関わってくれた方々への最高の恩返しだと思い、お客様はもちろんいつも良くしてくださる社内の皆さんのためにも、これからも何事にも全力で取り組みます。

【ニチコミコラム】入社3ヶ月で学んだこと

2024 年 7 月 22 日 月曜日 投稿者:ニチコミ

始めまして。オニオンです。
私は社会人になり丸3か月ほどの新人ですが、すでに社会の波に飲まれております…
1日の時間のスピードが早すぎる!それほど充実しているということなのか、はたまたただ単に自分の要領が悪すぎて仕事が終わらないだけなのか…
日々小さなミス(片面印刷を両面印刷するなど)をしてしまい、自分のポンコツ具合に落ち込むばかりです。ですが、そんなことをずっと引きずっていても意味ないのですぐに切り替えて次しないようにするにはどうするか考え、行動に移すようにしています。それでもたまに片面印刷を両面印刷してしまうのですが…
今月から担当エリアが割り振られ、一気に自分のエリアややる事考える事が増えて不安も大きく心配事が尽きませんが何事もやってみないと分からないし、1回やってみると2回目以降は案外できちゃうので頑張ろうと思います!また、すごく先輩方を尊敬しています。自分がエリアを持ってみて初めてどう回しているのかを知り、同時進行ですべて行っているので今までの自分では絶対にできないことをやっているので、すごく尊敬しています。
取材なども1人で行くことが増えてきて、常に心掛けていることは【笑顔】と【大きな声で挨拶すること】です。そのおかげか、行く先々で老人クラブの方から笑顔で対応されたり可愛がられたりします。今後もこの意識は変えずに行動していきます!

今回はこの辺で締めさせていただこうかと思います。2回目はたくさん書けるようにネタ集め頑張ります!

【ニチコミコラム】年齢・性別・国籍・言語を超越する音楽の力

2024 年 7 月 15 日 月曜日 投稿者:ニチコミ

みなさん、こんにちは。Spotlight Kidです。
私が入社して早く半年が経過し、今回初めてこのコラムを執筆することになりました。
自身の人生の根幹を支える音楽にまつわる体験談と想いについて書いてみました。
私は皆さんご存知の通り?音楽が大好きでとりわけハードロックとヘヴィメタルに傾倒しているのですが、それはただ単に音楽が好きなだけでなく、音楽という共通認識を通じて生まれる人との繋がりが楽しいからというのが大きな理由です。
私は自身の経験を通じて断言できることがあります。
それは音楽には人種や国籍、言語、年齢、性別、身分、学歴などの壁を破壊する素晴らしいパワーが秘められていること、そして、限定的ではあるが地球上の全人類は一つの世界で繋がることができるということです。
これは決して大袈裟なことを言っているのではなく、皆が分け隔てのなく接することができる世界が存在する・作り出せると確信しています。
そう言い切れる理由としては過去に以下のような経験をしたからです。

① ブルガリアに訪れた際にたまたま立ち寄ったレストランの店員が私の着ていたHelloweenのTシャツを見て話しかけてくださり、お互い言葉がほとんど通じない状態でも曲名とメロディだけで熱弁(音楽に言葉は不要なのです)
② 留学中に知り合った当時17歳のウクライナ人女学生とScorpions、ドイツから来た女学生とAC/DCをきっかけに友人に。
③ ロンドンで生活している50歳くらいの日本人の方とは日本人コミュニティの会で知り合った際にYngwie Malmsteenの話をしたのをきっかけに友人に。
④ 友人であるレバノン人が紹介してくれたレバノン人がManowarのファンだったため、初めて会ってから即意気投合。
⑤ ノルウェー空港の入国審査で訪問目的を聞かれた時に「Manowarのライブを見に来た」と答えたら、「Manowarのライブは音が大きいからちゃんと耳栓持って行きなよ」と言われ、心に沁みた経験。
⑥ 前職のイギリスの大学で教職を務めているアルゼンチン人の教授とはアルゼンチンのバンドRata Blancaで大盛り上がり。
⑦ 前職で知り合った80歳ほどの日本人卒業生とはJimi Hendrix の話題で談笑。
⑧ 高校生の時アルバイトとして働いていた地元のスーパーマーケットにいた30代くらいの先輩とLed Zeppelinの曲で談話し交流。

などなど音楽を通じて出会った人たちとのエピソードが数えきれないほどあります。ニチコミに入社してから出会った人たちも年齢・性別・立場に関係なくRainbowやBlack Sabbathで熱く語る人やRoyal HuntやPanteraの話で盛り上がる人、ALI PROJECT談話をする人、The Offspringが唯一聴く洋楽バンドとおっしゃる人など様々です。

これまで挙げた人たちは社会的要因も好みの音楽も皆バラバラではありますが、音楽と言う一つの世界の中では同じ仲間になります。私は音楽について熱く語っている時の一体感がとても好きです。楽しすぎてついつい語りすぎちゃうんですけどね…笑

このコミュニティには音楽に対する熱い想いと共通の話題から一つのベクトルに向かう姿勢が存在しており、これはまさにニチコミ社員が仕事に向き合う上で求められるマインドと近しいものがあると書きながら振り返っていました。

最後に老人クラブの窓口として高齢者の人たちと交流する機会が多い中でこの自分の音楽に対する想いと知識を何かの形で使えないかと考えております。私の好きなバンドの多くが1970年〜1980年から活動しているバンドでして、現在の老人クラブ会員の方々がちょうど当時20〜30代の方が大半を占めるからこそ、こういう話題を通じて、少しでも老人クラブの皆さんと何かしらの共通のお話ができればと思っています。

【ニチコミコラム】出会い

2024 年 7 月 8 日 月曜日 投稿者:ニチコミ

こんにちは。たびまるです。
今回で2回目の投稿になります。

私はニチコミに入社してから、同期や先輩上司、老人クラブの方など、たくさんの素敵な人と出会ってきました。今回は出会いついて書かせていただこうと思います。

おっちゃんとの出会いは約1年前、私が社会人になってすぐの頃でした。その頃は社会人という責任がある立場になり、これまでの生活とは全く違う環境に戸惑い、身も心も疲れていました。そんな時仕事帰りにたまたま乗ったタクシーの運転がおっちゃんです。乗って目的地を伝えて、次にかけられた言葉が「大丈夫か?」でした。思わず初めて会ったばかりのおっちゃんに色々と自分の気持ちを話していました。何十年も人生の先輩であるおっちゃんは、私の言葉を相槌を打ちながら優しく聞いてくれて、いろんなアドバイスもくれました。私のこれまでを知らないからこそ、フラットな目線で話をしてくれる、そんなおっちゃんに本当に救われました。

実はそれから何回かおっちゃんのタクシーに乗っています。乗るたびに、「今日は元気か?」「頑張っているか?」とずっと私のことを覚えてくれています。家までのわずかな時間ですが、私にとってはその時間が大切で、明日からも頑張ろうと思わせてくれる時間です。名前も知らないおっちゃんですが、これからもお世話になりたいと思います。

私も2年目に突入し後輩もできました。1年前に憧れていた先輩の姿に少しでも近づくために毎日アドバイスをもらいながら自分なりに色々と考えて、老人クラブの方のために頑張っています。老人クラブの方と関わる中で初めは緊張の連続ですが、月日を重ねていくうちに名前で呼んでもらえるようになり、少し深いお話しをしてもらえた時や、お褒めの言葉をいただいた時にすごくやりがいを感じてこの出会いをずっと大切にしていきたいと思います。

これからは私がタクシーのおっちゃんに救ってもらったように、私自身が誰かから「出会ってよかった」と思ってもらえるように日々過ごしていきたいと思います。

【ニチコミコラム】あきらめない人生を

2024 年 7 月 1 日 月曜日 投稿者:ニチコミ

こんにちは、ayaです。
6月は私の誕生月でもあり、今年もおかげさまで1本ローソクの数を増やすことができました。
今までは年齢はただの数字だと思っていましたが、体の変化は正直なもので、これまで裸眼で生活できていた私の視力は確実に落ち、「文字が小さいと分かった瞬間、読むことをあきらめる」と老人クラブの方がおっしゃっていたことを思い出し「なるほど、たしかに」と変に納得しているこの頃です。

ただ、自分の体調の変化により、何かをあきらめてしまうことは、とてももったいないことです。
実際に老人クラブ内でも「今まで元気だった会員の方が足を悪くしてから、みんなに迷惑をかけたくないと行事への参加をしなくなって残念だ。最悪の場合、退会する人もいる」と聞いたことがあります。そのような状況を危惧して、老人クラブ側も「無理して行事に参加しなくてOK!」「好きな時に参加して、自分のペースで楽しみましょう」と老人クラブに入っているだけでいい、また、無理なく気軽に参加できることを強調されています。私もその考えは大切だと思います。重要なのは老人クラブで活動することではなく「どのような形でもいいから、人や地域との接点をなくさないこと」なのです。コロナ禍で皆さんも気づいたように、いつの時代も、人と人とのつながりは大切なものであり、なくしてはいけません。たとえ活動できなくても、老人クラブの一員としているだけで、会員の方がサポートしてくれ、安心安全な生活を送ることができるのです。

先日、ある広報紙に健康で長生きするためには「あ・し・た」が大切だと書かれていました。
「あ」あるく(身体活動)
「し」しゃべる(社会参加)
「た」たべる(食生活・口腔機能)
シンプルですが、老人クラブに参加することで、このことを自然に行うことができ、結果、心身の活力の低下や、フレイル予防にもつながります。つまり、老人クラブに参加することは、どんな健康法を試すよりも、健康長寿に絶大なる効果があるといえます。

そんな老人クラブの認知度がまだまだ低いのが現状です。私は、これからも広報紙を作成する中で、この老人クラブの魅力を伝え「同年代の仲間が増えることの喜び」をもっと発信していきたいです。活動を通して交流の輪が広がることで、今まで知らなかったことにチャレンジする機会がうまれ、多様な価値観や考え方にふれることで、自分の視野を広げることができます。また、何より同じ悩みを気軽に相談できる仲間が身近にいることは大変心強いものです。ぜひ一人でも多くの方に老人クラブの存在を知ってもらい、そして入会して魅力を実感してほしいです。
そして、年齢と引き換えに何かをあきらめる人生ではなく、いくつになってもチャレンジし、楽しめる人生を私も送っていける社会に変えるため、私も仕事を通して貢献していきたいと思います。

【ニチコミコラム】人生を豊かにするもの

2024 年 6 月 24 日 月曜日 投稿者:ニチコミ

こんにちは、とびうおです。
早いもので、入社から1年と半年が経ちました。

前回の投稿から色んなことがありました。新しい業務を覚えたり、オフィスが移転したり、全社員の前で歌ったり。中高では演劇部、大学では合唱サークルに入っていたので人前で何かを披露するということには慣れているのですが、いざ人前でパフォーマンスをするとなるといつも緊張します。ニチコミでは毎朝朝礼があり様々な発表事項があるのですが、実はその担当になる度にも緊張しています。

そんな話はさて置き。
上でも書いたように大学時代は合唱サークルに所属していました。自分で言うのもなのですがかなり熱心に活動しており、週3回の練習にはまじめに通い、外部から招待を受けた演奏会に積極的に参加し、役員などもしていました。卒業してからはあまり関わりはないのですが、学生時代の良い思い出として今でも残っています。今思い返せば昼間は大学の授業、夜はアルバイトかサークルの練習、土曜日も一日練習、終わればアルバイトで完全に休みの日は日曜日だけ、その日曜日もたまに演奏会などで休みではなくなる…という生活をよく続けていたなと我ながら感心します。今は休めれば休めるほど嬉しいし、実際休みの日は用事が無ければ一日家にいることも多いです。なぜそんな生活ができていたのかと考えると、やはり合唱が好きだったから、このことに尽きるなと思います。歌の技術や詩の解釈、歌唱の表現など、良い演奏・自分が思い描く理想の演奏をしようと思うと奥が深く、毎日試行錯誤しながらも楽しく歌っていた記憶があります。何かに興味を持つこと、それは生活の支えになるのだという人生の大切な経験です。

ニチコミが発行している広報紙も、紙面を読んでいるときっとこれも誰かの支えになっているのだろうと思わされます。各老人クラブの広報紙は主に各クラブの会員の方に配布されており、会員以外の方の目に触れることは少ないのですが、紙面を読んでみると各老人クラブで行われたイベントの様子が掲載されていたり、会員の方が投稿したコラムや俳句が掲載されていたり、短いページ数ではありますが老人クラブ会員の方々が楽しく活動されている様子が見て取れ、きっと自分が参加したイベントや自分が作った作品が広報紙に載るのを楽しみにしている人たちがたくさんいるのだろうなということが伝わってきます。また広報紙が発行されるまでに取材に赴き打ち合わせを重ね、記事を集め、修正を繰り返してやっと発行される広報紙は、情熱がなければできないものだと、編集担当者の仕事ぶりを見ながらいつも思っています。

誰かの生きがいになれるような、そんな広報紙の制作に少しではあるけど携わっていると自信を持って言えるよう、これからも頑張っていきます。