【ニチコミコラム】老いては『個』に従え
2022 年 12 月 19 日 月曜日 投稿者:ニチコミこんにちは、Kenchanです。
最近になって地元の様々な数字を見る機会があったのですが、特に目についたのが地元在住の方の数字。
びっくりしたのが、地元の人口の25%弱が65歳以上の高齢者の方々。100歳以上のお元気な方も200名近くいるというものでした。
正直な話、4人に1人が65歳以上というほど身近な存在だという認識がなかったこと、そしてそれぐらい周囲にいるのに、それを感じなかったということで、昨今の高齢者の方々は、フレッシュでパワフルな存在だなと感じ、自分も同じ歳に同じぐらい元気でいられるかと改めて思ったりもしました。
そんな中、目についた言葉が、表題の「老いては『個』に従え」というものです。
これは100歳超えて今なお、お元気な日本最高齢ピアニスト室井さんの言葉です。
意味としては、自分自身という「個(心・体)」に従って、自由に自然体で生きてきたから、元気で幸せに活動しているというものでした。
自分に嘘をつかず、正直に生きていくというのは結構難しい。
仕事では多少苦しくても、「大丈夫」「やっていける」「やらなくては」と、自分を誤魔化して活動されている方も多いでしょうし、
私生活のほうでも、いろいろと妥協したりと、思い通りに生きていくのは厳しい世の中です。
室井さんはそこから一歩進んだ考えを持たれていて、
「苦しいこともある、楽しいこともある、どちらも選んだのは自分。なら苦しいことは楽しんで、嫌なことは忘れてしまおう」と考えて、映画に出演したり、世界各国でリサイタルをしたり、本を書いたりと人生を楽しまれています。
そういうポジティブな考えが、長寿に繋がり、いろいろな賞をもらったりと素晴らしい人生につながっているのではないでしょうか。
今年は卯年。うさぎは跳ねるということで、「跳躍」の年と言われているようです。
いつまでも跳ね続けられるよう自分に正直に、若々しい自分でいたいですね。
Kenchanでした。