【ニチコミコラム】「定年制の廃止」
2021 年 11 月 15 日 月曜日 投稿者:ニチコミこんにちはmasaです。皆さん、お久しぶりです。
今回は最近気になったニュースについて感じたことを書きます。
先日、ファスナーや建材の製造販売大手のYKKグループが定年制を廃止したというのをニュースで見ました。
大手企業が定年制を廃止するのは難しいとmasaは思っていたのでこのニュースには、とても驚きました。
YKKの創業者である吉田忠雄さんはかつて社員に対して、「森林集団となれ」と伝えていたそうで、森林集団とは「若い木も経験を積んだ木も、背が高い木も低い木も、それぞれの木が個性を生かして自律的に成長すれば、組織は森林のように活力にあふれ社会に貢献できる」という意味があるそうです。
そんな企業思想に基づき、「社員一人ひとりが自らの人生を自ら考え、行動する」という社員像を描いて、社員には退職の時期を含め自分のキャリアを自律的に設計する意識改革をすることが目的だそうです。
また、長年の課題であった若手への技術継承の問題も解決したかったとのことです。
他にも家電量販店大手のノジマは雇用の年齢制限を完全に廃止したそうです。厚生労働省の調べによると、昨年6月時点で70歳以上の高齢者も働ける制度を準備している企業は31.5%もいるとのことで、今後もそれに追随する企業が出てくる可能性は高いと思います。
大手企業が重い腰を上げたことも時代が変わってきたことを感じます。定年撤廃は、若手にポストが回ってきにくくなり、モチベーションダウンにつながると言われていますが、人事評価を年功序列からニチコミのように役割等級に変えることでそのリスクは軽減できるかもしれませんね。
「人生100年時代」と言われ、生き方が多様になったからこそ働きたい人はいくつになっても働くことが出来ればとmasaは思います。