【ニチコミコラム】あきらめない人生を

2024 年 7 月 1 日 月曜日 投稿者:ニチコミ

こんにちは、ayaです。
6月は私の誕生月でもあり、今年もおかげさまで1本ローソクの数を増やすことができました。
今までは年齢はただの数字だと思っていましたが、体の変化は正直なもので、これまで裸眼で生活できていた私の視力は確実に落ち、「文字が小さいと分かった瞬間、読むことをあきらめる」と老人クラブの方がおっしゃっていたことを思い出し「なるほど、たしかに」と変に納得しているこの頃です。

ただ、自分の体調の変化により、何かをあきらめてしまうことは、とてももったいないことです。
実際に老人クラブ内でも「今まで元気だった会員の方が足を悪くしてから、みんなに迷惑をかけたくないと行事への参加をしなくなって残念だ。最悪の場合、退会する人もいる」と聞いたことがあります。そのような状況を危惧して、老人クラブ側も「無理して行事に参加しなくてOK!」「好きな時に参加して、自分のペースで楽しみましょう」と老人クラブに入っているだけでいい、また、無理なく気軽に参加できることを強調されています。私もその考えは大切だと思います。重要なのは老人クラブで活動することではなく「どのような形でもいいから、人や地域との接点をなくさないこと」なのです。コロナ禍で皆さんも気づいたように、いつの時代も、人と人とのつながりは大切なものであり、なくしてはいけません。たとえ活動できなくても、老人クラブの一員としているだけで、会員の方がサポートしてくれ、安心安全な生活を送ることができるのです。

先日、ある広報紙に健康で長生きするためには「あ・し・た」が大切だと書かれていました。
「あ」あるく(身体活動)
「し」しゃべる(社会参加)
「た」たべる(食生活・口腔機能)
シンプルですが、老人クラブに参加することで、このことを自然に行うことができ、結果、心身の活力の低下や、フレイル予防にもつながります。つまり、老人クラブに参加することは、どんな健康法を試すよりも、健康長寿に絶大なる効果があるといえます。

そんな老人クラブの認知度がまだまだ低いのが現状です。私は、これからも広報紙を作成する中で、この老人クラブの魅力を伝え「同年代の仲間が増えることの喜び」をもっと発信していきたいです。活動を通して交流の輪が広がることで、今まで知らなかったことにチャレンジする機会がうまれ、多様な価値観や考え方にふれることで、自分の視野を広げることができます。また、何より同じ悩みを気軽に相談できる仲間が身近にいることは大変心強いものです。ぜひ一人でも多くの方に老人クラブの存在を知ってもらい、そして入会して魅力を実感してほしいです。
そして、年齢と引き換えに何かをあきらめる人生ではなく、いくつになってもチャレンジし、楽しめる人生を私も送っていける社会に変えるため、私も仕事を通して貢献していきたいと思います。

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