【ニチコミコラム】同窓会
2018 年 10 月 9 日 火曜日 投稿者:ニチコミ今年、古希を迎えました。この節目の年に――と、高校時代の同窓会をこのほど開催しました。卒業から52年。戦後のベビーブームに生まれ、多感な青春時代を1クラスの生徒数50人を超す「すし詰め教室」で共に過ごした仲間たち。
春秋の流れは早く、団塊の世代と言われた私たちも70歳、いつのまにか「高齢者」と呼ばれる年齢になっていました。
振り返れば、ガキ大将も勉強家も、皆一緒にふざけあうことができた良き時代でした。あどけなさの残る10代後半の青春時代の心を育んだのは、授業よりもたくさんの仲間たちとの温かな交流だったような気がします。
物質的には貧しくとも、心優しい級友たちがいたから、楽しい学校生活が過ごせ、良き思い出がいっぱい生まれました。たくさんの仲間たちの刺激を受けた学校生活があったから、昭和という激動の時代を、平成という情報化時代を、たくましく生き抜いてこられたのではと、ちょっぴり誇らしく思えてなりません。
卒業から半世紀余り。再会した仲間と旧交を温めあい50年という時を語った4時間という時間は、刹那のように感じました。みんな、まだ、わんぱく坊主とおてんば娘のままでした。
それぞれが歩んできた波乱万丈の道のりを聞いていて、話のあちこちに咲く幸せの花は香しくも清々しく、仲間というものは良きものとつくづく絆の素晴らしさを実感した次第です。
このような人とのかかわりが人生を彩り、輝かせていること、老人クラブの活動も一番大切なのは、このかけがえのない「仲間」にあることを、再認識させられた同窓会でした。気の置けない仲間が周りにいることは、心強く、幸せなことですね。コッキーでした。