【ニチコミコラム】一期一会
2019 年 9 月 2 日 月曜日 投稿者:ニチコミみなさんこんにちは、かっきーです。
全社リレー形式のニチコミコラム、今週から静岡支店がお届けします。
今回は、最近自分が思っていることを少しだけお話したいと思います。
皆さんは「一期一会」という言葉を知っていますでしょうか。 茶道で知られる千利休の弟子、山上宗二が記した本にこの「一期一会」という言葉があります。
一期は「人が生まれてから死ぬまで」という意味で、一期一会は「生涯に一度限り」 ということになります。
「これから何度も茶会を開く機会があっても、同じ茶会を二度と開くことはできない。 常に一度きりのものと心得て、相手に対して精一杯の誠意を尽くさなければならない。」
このように、茶道の心得を表したものとしてよく使われるようになりました。
私は広報紙の編集会議や行事の取材などで、多くの会員さんにお会いします。 新しい出会いが多くある一方、残念ながらお亡くなりになってしまいお別れとなる方もいらっしゃいます。
振り返ってみて「あの時お話ししたのが最後だったな」と残念な気持ちになります。 最後の出会いということが分かっていれば、もっと色々なお話をしたのに、と思うこともあります。 広報紙発行という繋がりでの限られた接点、限られた時間の中で、どれだけ良い関係を築くことが できるのか、もっともっと考えるべきだとも思います。
少し話が変わりますが、私の父親は介護施設でお世話になり、母親は実家で兄と同居をしています。 両親二人とも高齢となり、自分も実家を離れて暮らしている状況で、今後どれだけ会って話をする 時間が残されているのか考えもします。ある程度の時間があるのかもしれませんが、ひょっとしたら もう最後なのかもしれません。
この状況を後ろ向きに暗く捉えるのではなく前向きに考え、 今の(これからの)出会い、今日一日を大切にしていきたいと思います。