【ニチコミコラム】いまの時代の“エリート”とは?
2022 年 1 月 24 日 月曜日 投稿者:ニチコミこんにちは!ビュー坊です。
最近、友人に勧められて読んでいる本があります。
『ニューエリート』という本です。すごく面白いです!
著者はピョートル・フェリクス・グジバチという以前グーグルに勤めて、いまは独立されている日本語も堪能な方です。
新しいエリート、今の時代のエリートについて書かれています。
それでは、ピョートルさんが言うニューエリートとは?
この本の一節に、
「今生まれたばかりの子どもに、『いい大学に入って、いい企業に就職してほしい』と願うのは無意味です」
とあります。
“これまでのエリート”といえば、
「安定した企業や職に就いて、高い収入を得ている優秀な人」というイメージでしょうか。
新しいエリートは、このイメージとは違う、と言っています。
筆者は、それを絶対的に否定しているわけではありません。
ただ、AIによる仕事の自動化など(コロナウイルスの蔓延も言わずもがな、大きいと思います)によって、これまでの”エリート”に対する価値観が大きく転換した、と話しています。
「いい企業に入ればこの先安泰」という価値観は崩れ去っています。
もちろん、いい企業に入るのは努力が必要だと思います。
ただ、それで安心して思考停止するのが古い!と言っています。
ちなみに、ピョートルさんは新しいエリートとは、この変化の時代の中でも
「持続的に成長している人」
と定義しています。
他の様々な考え方も紹介されてますよ。
ところで、これを読んでわたしは、ニチコミでの採用の話に似ている、と思いました。
一度失敗しても頑張ろうとしている人を積極的に採用したい!
いわゆる”オールドエリート”に限らずに、スポットを当てる採用基準は、ピョートルさんの話と通ずるところがあると思いました。
「経歴ではなく、人格を重視して採用する」
コミュニケーションとか、考える力、相手の立場にたつ力が必要な時代に、沿っている考えだと思います。
わたしもそういう力を重視している仲間と、一緒に仕事がしたいです!
ともかくも、私も一度大学を中退している身ですけれども、背中を押される本でした。
それでいて、身の引き締まる思いです。
時代に取り残されないよう、自分の頭で考えて、人格を磨いていかねばと改めて思わされました。
目指すはニューエリート!との思いで、仕事に励んでこうと思います。