【ニチコミコラム】日本語の美しさ
2022 年 7 月 4 日 月曜日 投稿者:ニチコミ初めまして。キウイです。
今回は短歌の話をしたいと思います。
老人クラブ会員の方々は、俳句や短歌に力を入れていらっしゃいます。
広報紙には文芸欄があるのですが、多いところでは何十首集まることも。みな
さん句会などで選抜した力作を投稿してくださいます。
一方、私が短歌に触れたのは国語の教科書が最後でした。有名なものは知識と
して知っていましたが、読んで楽しむものではなく、テストに出るから覚えなけ
ればならないという存在でした。
しかし、老人クラブの方々の短歌や俳句を見ていて、日本語の美しさに気づき
ました。
限られた文字数の中で、美しい日本の風景が浮かんだり、、せつない気持ちにな
ったり、逆に楽しくなったり、様々なものがあります。
1文字に気を使い、考え抜くことで生まれる表現には感動させられます。
気づいたら、今まで買ったことがない短歌集を手に取っていました。
岡本真帆さんの「水上バス浅草行き」というものです。1首読んで、目を閉じて
余韻に浸る時間はとても幸せです。
表現できる文字数が限られているからこそ、読み手の想像力が掻き立てられる短
歌。
これからも会員の方々の短歌を楽しみながら広報紙を制作したいと思います。