【愛知県 安城市老連】第2回 勝手に選んでベスト3
2015 年 2 月 3 日 火曜日 投稿者:wakkieこんにちワッキーです(^O^)/
それは2012年8月の話・・・。
ワッキーはこのようなブログを書いていました→(ブログ)
あれから2年半。月日は百代の過客にして、行きかう年もまた旅人なり。
人が生きるということは、まさに流れる時間の中を生きるということであります。
なんだか旅に出たい気分。
見知らぬ土地で思いを込めて、心の姿を五七五にしてみたい・・・。
そこで思いつきました。
名付けて『第2回 ワッキーが感動して勝手に選んだ俳句ベスト3』!
このコーナーでは、その名のとおり、ワッキーが勝手に選んで感動した俳句をご紹介します。『ベスト3』となっていますが、文芸作品というものは読者によって捉え方や感じ方が違いますので、これはあくまで私にとって『感動した3つ』ということです。
もちろんこのたびも、毎回130~150句の俳句投稿がある安城市老連発行の「美農里」からご紹介します。
「はじめよう ワクワクするね 第2回」
旅をしたいと言いましたので、まずはこちら。
『はじまった小さな旅に赤とんぼ』
「小さな旅」のことを、みなさんは何のことだと思われるでしょうか。とり方によっては2通り味わうことのできる一句です。本人が日課にしている散歩や、歩いて行くちょっとした買い物のことだとしたら、そこに飛んでいる昔ながらの可愛らしい赤とんぼを見て、「小さな旅の小さな発見」を感じるでしょう。日頃気づかないことを散歩しながら気づくことは、ちょっとした幸せです。
またこの小さな旅が、つい最近人生の旅が始まった「お孫さん」のことだとすれば、この子に秋を教え、この世に生まれてきたことを祝福するかのように飛ぶ赤とんぼに自然美を見出すでしょう。
次はこちら。
『こほろぎに呼び止められて曲がる角』
わかりやすくて、表現力豊かな一句です。昔は場所を選ばなかったコオロギの鳴き声も、アスファルトに囲まれて生活をしている最近ではなかなか出会うことがありません。ただ用事を済ますだけでするはずの外出。たまにはコオロギの鳴く方に曲がってみませんか? 季節はまさに心の中にあります。
最後はユニークな一句。
『柿の種言いたい事は腹の中』
「柿の種」はその昔、柿の種の丁半で賭博をした「柿博打」に由来する秋の季語かもしれませんが、ワッキーは現代っ子なので、お菓子のことだととりました。そうなるとストレートな表現の一句で、むしゃくしゃしている時、思わず口に出してしまいそうな時、柿の種をバリバリと音を立てながら食べている作者の顔が想像できます。愛すべき日常のひとコマです。お菓子の柿の種は季語で・・・いいですよね!
みなさんいかがでしたでしょうか。
今日はあえて3句だけですが、素晴らしい作品がたくさん投稿されていた「美農里」。また半年後が楽しみですね。
ワッキーでした(^O^)/