【兵庫県 三木市】寸劇で詐欺被害撲滅
2012 年 5 月 23 日 水曜日 投稿者:dai2新年度をむかえて、各地域の老人クラブでは総会がおこなわれます。
総会では功績のあった会員さんへの顕彰や議事などが行われるのですが、その他にも演奏会や講師を招いての講演を行う老人クラブもあります。
三木市老連では5月11日(金)に平成24年度総会が開催され各地区より多くの会員が出席しました。三木市老連の総会は毎回開会前にオープニングセレモニーが行われ、前年は女性部にクアイアチャイムが披露されました。そして今年は教養部による「金融商品詐欺にあったみつこさん」と題した寸劇が行われました。
近年頻繁に発生している高齢者の詐欺被害への抑止PRとして三木警察から要望を受けて行われることになり、教養部のみなさんがおよそ1年がかりで台本や大道具・小道具を作り、毎月練習を重ねての発表となりました。
内容は三木市内で実際におこった事例をもとに、三木市内に住むみつこさんの所に金融商品の案内が郵送されるところから始まります。その後詐欺グループの「必ず儲かる」「リスクは無い」の言葉を信じて、銀行へお金を振り込みに行こうとするみつこさん、その時、巡回中の警察官が偶然みつこさん宅に訪ね、事情を聞いた警察官から「それは詐欺ですよ」と言われて被害を免れるというお話です。
大道具から衣装、音響にいたるまでしっかりと作り込まれたセットと時折笑いを誘いながら、詐欺の手口をしっかり説明する名演技が、観客を引き込み、寸劇の終わりとともに大きな拍手が送られました。
話で聞いたり、文章を読むだけではなかなか理解しにくく複雑になってきている現在の詐欺商法ですが、寸劇という形で発表することにより誰もがわかりやすく、詐欺被害の抑止につながると感じました。
教養部のみなさん本当にお疲れ様でした。
来年も期待してますよ!