【東京都/豊島区高連】ステージ魂をお見せします!
2012 年 3 月 30 日 金曜日 投稿者:DORAだいぶ春めいてきましたね。
東京に出てきて初めて住んだのが池袋だった、編集5号ドラちゃんです。
先日は、その池袋にある「豊島区公会堂」で行われた、豊島区高連の芸能大会におじゃましてきました。
昨年は東日本大震災のために中止されたので、2年ぶりの開催です。
池袋仲むつみ会の皆さんが歌うのは「思い出の町雑司が谷」。
雑司が谷は豊島区の南部にある、レトロな商店街や、都内で唯一残っている路面電車・都電荒川線が走る郷愁を誘う町。
豊島で暮らしてきた会員の方々にとっても思い出の多い町なのでしょうねぇ。
高三長寿会の出し物は「端唄」。
江戸時代に産まれた芸能で、宴席などのお座敷で唄と三味線の調子にあわせて踊ります。
まず登場したのは粋な「姐さん」たち。モノトーンの格子縞の着物を一肩脱いで、ピンクの長襦袢と赤いタスキが色っぽいのですが…
パッと「尻はしょり」をして、ねじり鉢巻をつけたら、あっと言う間に男衆に変身!
威勢よく「奴さん」を踊ります。
観る者を驚かす、粋な演出ですね!
フラダンスに新舞踊、コーラス、民謡、楽器演奏や太極拳など
どの演目もよく仕上がっていて、日頃の練習の熱心さが伝わってくるようでした。
演目の合間にカメラを下ろすと、目の前を杖をささえに通り過ぎる方が。
あれ? この着物は、さっき新舞踊を踊っていらした方では???
普段は歩くのも大変そうなのに、舞台の上で踊るときは凛として、それを全く感じさせないステージ魂!
民謡を唄ったグループには97歳の方もいらして、毎回練習を楽しみに、元気に通っていらっしゃるのだそうです。
やはり生きがいを持つことが「健康で長生き」の秘訣なのでしょうか。
池袋がある豊島区は、日本一人口密度が高い「高密都市」。
ひとり暮らしや夫婦だけの高齢者世帯が多いのも特徴です。
そんななか、安心・安全に暮らせる町を実現するために、豊島区ではセーフコミュニティ認証獲得に区をあげて取り組んでいます。
高齢者自身の生きがいづくり、仲間づくりのためにも、これからますます豊島区高連の果たす役割が重要になることでしょう。