【船橋市老連】地域を守るのは…
2015 年 4 月 27 日 月曜日 投稿者:DORAゴールデンウイークが近づき、初夏の日差しがまぶしいこのごろ。
皆さん、いかがお過ごしですか。
春爛漫のこの時期、老人クラブでは「総会」が花盛り。
東京支社では、多い週には、毎日のように総会の取材に出かけています。
さて、今日は船橋市老連の総会におじゃましました。
昨年までは市役所の会議室でしたが、今年は中央公民館6階の講堂で開催です。
毎年ここでは、芸能交流会とカラオケ大会を催しているので、準備もお手の物です。
講堂の中では、役員の方で舞台の準備が進行中。
千葉県の老人クラブでは式典の前に、国歌斉唱と、千葉県老連の提唱する「なのはなシニア会員憲章」の唱和をするのが一般的。
老人クラブ活動に誇りをもって生真面目にスタイルを守っています。
各地で人口減少が懸念される中、船橋市の人口は、この3月に62万人を超えました。
政令指定都市以外では日本で一番人口の多い市です。
老人クラブ会員数も1万4千人以上と千葉県内でダントツですが、それでも会員数の減少が悩みの種。
市老連では、新しい会員獲得のためにあれこれと施策を練っています。
ニュースポーツや健康維持のための体操を積極的に取り入れています。
友愛サロンや一人暮らし高齢者宅への訪問をしている単位クラブもたくさんあります。
市老連では、そういった友愛活動を支援するため、高齢者向けの料理教室を開催したり、介護や傾聴の研修も開催しました。
児童や園児との世代間交流や、通学路を見守る「スクールガード」はとても盛んです。
来賓の方が「40代、50代は生活防衛で必死、地域を守るのは高齢者です」ということを言っておられました。
全くもってそのとおり。
安心・安全のまちづくりには、組織力も必要。
老人クラブは、まさに地域づくりの中心的役割を担っているのです。
「老人」と聞くと社会の世話になる一方の人たちだと思われがちです。
ところが、若い人たちが働きに出ている間、子どもたちや高齢弱者を見守り、地域を支えているのは高齢者なのです。
私たちニチコミも、老人クラブの認知度を高め、その活動を支えたい。
そのためにできることを考えていきたい。
生真面目に活動について考える総会を取材して、そういう思いを強くしました。