【立老連のイチノさん】ペンシル型ロケットの思い出

2010 年 11 月 22 日 月曜日 投稿者:t-admin

みなさん、こんにちは。
編集3号・なおたんです。

小惑星探査機「はやぶさ」が小惑星「イトカワ」から微粒子を持ち帰って大きな話題になりました。

この「イトカワ」に心を躍らせたというのが
立川市老人クラブ連合会のイチノさん。
広報部部長で、会報紙制作の時にいつもお世話になる方です。

12月に立老連の会報紙が発行されます。
イチノさんが書いた随筆に、理事研修会で筑波宇宙センターへ行き、ペンシル型ロケットを見て「身も心も震える思い」と表現するほど感動したとあります。

左端がペンシル型ロケット(イチノさん撮影)

原稿が郵送されて来て、イチノさんにお電話しました。

「いやあ、テレビからイトカワって言葉が聞こえてくるでしょ、なんだかうれしくなっちゃってね」
小惑星の「イトカワ」は、日本の宇宙開発・ロケット開発の父と呼ばれる糸川英夫さんにちなんで名付けられました。ペンシル型ロケットは、その糸川教授が終戦後に開発したものなのです。

イチノさんの世代(70歳代後半)からしたら、宇宙のロマンに思いを馳せるキーワードで、戦後の混乱期にあって希望に満ちたものだったのではないでしょうか。

「ペンシル型ロケットをつくったことがあったんだよね。あっはっは」

え!?

つくった!!??
電話の向こうであっけらかんと話すイチノさん。
これは、次にお会いする時に聞かなきゃ!と思い、編集会議で伺いました。

「えんぴつのキャップあるでしょ? 長い、金属製の。あの中に火薬を詰めてふたをして、火を付けるの」

入れるのは火薬だけではないのですが、3号は理系でないのでよくわかりませんでした…(イチノさん、ごめんなさい)。

「それをねえ、中学校で飛ばして怒られた、怒られた! はっはっはっはっ!」
いつもにこやかなイチノさん。
そんなやんちゃな時代があったんですねえ。

え? いまもやんちゃ?

素敵な思い出を教えて下さってありがとうございました!!

いきいきギャラリーをご覧のみなさんは、真似してはだめですよ。
飛ばすなら、安全な場所で!

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