【横浜市老連】ヨコハマ初めてモノガタリ

2011 年 6 月 30 日 木曜日 投稿者:t-admin

みなさん、こんにちは。
編集3号・なおたんです。

日本の市町村で一番人口の多い横浜市。
みなさんは、どのようなイメージがありますか?

私のイメージは…おしゃれ!
おしゃれとは縁遠い私ですが、横浜市内の担当区に出向く時に通り過ぎる、横浜の駅ビルのお洋服によく目を奪われてしまいます。

200年以上鎖国していた日本。ペリーが来航して開国すると、小さな漁村でしかなかった横浜にあらゆる西洋文化が持ち込まれ、近代化の波が広がっていきました。

横浜には「○○発祥の地」というのが多く、そういったものを「もののはじめ」としてPRしているのです。

横浜市老連では、非会員を対象に「もののはじめウオーク」を行っています。ガイドの話を聞きながら横浜市内の「もののはじめ」を見て回ります。参加者は抽選になるほど応募がきます。

ガス灯も横浜が最初

今年は6月17日に行われ、なおたんも一緒に歩いてみました。
どんな「もののはじめ」があるのでしょう!?
集合場所はJR関内駅。海がすぐそばです。
まずは、横浜公園へ。

ここは日本人のために生まれた最初の公園とのこと。名前は「彼我(ひが)公園」。
先に山手に外国人専用の公園がありましたが、「彼(外国人)も我(日本人)も」ということで、その名が付けられました。

開国するまで、日本人には公共の公園で休憩するという文化がなかったのだそうです。

その初めての公園で野球を初めて行われ、大学生チームが外国人チームと戦って大勝したこともあったといいます。

公園を出て、日本大通りへ。
ここは「街路樹のはじまり」。慶応2(1866)年に整備がはじまりました。「都市計画」という概念がプラントンという人によって持ち込まれたのです。

…と、次々見たものを上げてたらキリがありませんね。

日本で初めての日刊新聞も横浜です。
新聞少年の像の前で「ボクのアダ名を知ってるかい? 朝刊太郎って言うんだよ♪」と歌ったら、近くにいた参加の方に驚かれました(笑)。

両親と年齢が離れていることが、こういう時に役立ちます。にやり。

参加の方に老人クラブの話をすると「まだ老人じゃないもん」と返事が。確かに、見た目の若々しい方が多かったです。スマートでモデルのような美しい女性もいて(お見せ出来ないのが残念です)、おののきました。「ここにいるってことは、お姉さん、60歳過ぎてるってことですか???」と、のど元まで出かかりましたが、飲み込みました。

「老人クラブってなにをやってるの?」とも聞かれました。
アピールが必要かもしれませんね。
そこで「シニアだより横浜」の出番じゃないでしょうか???

一番のびっくりは、ガイドさん。
参加者から年齢を尋ねられ…「昭和7年生まれ」。
父が昭和14年生まれの72歳だから…プラス7年…(なおたん脳内計算)

なおたん「…本当ですか!?」
退職後、ガイドの勉強を始めたのだそうです。
さまざまな「もののはじめ」の前でよどみなく説明していたガイドさん。しかも3時間近く歩いているのです。

そのうしろ姿を見ながら、このような元気な高齢者がみんなを引っ張っていく社会になるのかなあと思いました…。

ガイドさん曰く。「横浜は開国以降に栄えた街だから、大阪や名古屋のような歴史はないかもしれませんが、近代は横浜から始まったことを誇りに思っていいと思いますよ」。

はい、元気な高齢者が多いことも誇りになると思いますっ!

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